NEW REVIEWS


top_koi当たり前を超えてゆけ:
星野源<恋>とドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』

星野源の<恋>を聴いていると、まるで「ちゃんと聴かないで」と言われているんじゃないかと思ってしまう。言葉はメロディーに乗ったと思った途端に予想外の速さで通り過ぎていき、一瞬CDの回転数が違うのかなという錯覚に襲われる。それでもやっぱり、その声とサウンドは「ついてこなくてもいいから」と言っている。その<恋>という忙しない音楽が、じわじわと響いてくるのはなぜだろうか。

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top_tomorrowセピアとソケット:
ミスチル<TOMORROW NEVER KNOWS>
マイラバ<HELLO AGAIN -昔からある場所->

MR.CHILDRENのキャリア最大のヒット・シングル<TOMORROW NEVER KNOWS>は、1994年の秋深まる11月に発売された。現在までの売上総数は約280万枚。MY LITTLE LOVERのキャリア最大のヒット・シングル<HELLO AGAIN -昔からある場所->は、翌年1995年の8月の晩夏に発売された。現在までの売上総数は約180万枚。この2つの曲が当時語っていた事、2017年の現在語っている事は、現代日本の芸能音楽の歴史上、ずっと特異なままだ。

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top_2000t2000トンの晴れ:
クリスマスと巡礼と山下達郎<2000トンの雨>

主人公の心象をエレガントに引きずる鮮やかなシンコペイションのドラムス、その心象と心音をバックアップする小節末尾のパーカッション、音の壁=フィル・スペクターゆずりの分厚く暖かいウォール・オヴ・サウンドの音場設定、四方に八方に心の手を伸ばし、発泡のように拡がり続けるコーラス、作者兼アレンジャー兼ヴォーカルの山下達郎の、25歳の新鮮で、ナチュラルで、傷でいっぱいで、友達のようで、自分のようで、深遠でもある声。

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top_antiqueアンティークと鉄琴とハープ:
サザン・オールスターズ<真夏の果実>

始まって20秒以内に涙腺に異常が発生するヒット曲、それを20秒以内で思いつくだろうか。例えばそれは、サザン・オールスターズ<真夏の果実>のイントロである。加勢大周主演の1990年桑田佳祐監督映画『稲村ジェーン』の主題歌として大ヒットしたその曲は、日本のヒットポップ史における、時々の、大小の一喜一憂を超え、サザンの長いキャリアでも屈指の名曲として、今も日本に生きる人々の心の中にある。

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